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資材管理の仕事内容とは?求められるスキルや資格も紹介

資材管理は、資材に関して、計画・購買・保管・消費などをスムーズに行うために管理する仕事です。

生産性の向上に貢献できるのでやりがいがあり、パソコンのスキルが低くても就職することができます。


しかし就職するのが難しいので、求められるスキルを知って、正しいステップを踏むことが大切です。

もっていると就職に有利になる資格もあります。


このページでは、資材管理の仕事内容や、求められるスキル、資材管理の仕事に就く方法をご紹介します。


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資材管理の仕事内容

資材管理の仕事内容についてご説明します。


資材管理は、資材に関して、計画・購買・保管・消費などをスムーズに行うために管理する仕事です。

資材費を抑えたり、棚卸の回転率を上げたりすることを目的として管理を行います。


資材管理の仕事はスーパーや家電店、雑貨店など、様々なお店で必要とされています。

このようなお店の倉庫にある資材を管理します。


業界によって仕事内容は多少異なりますが、資材管理の他に事務作業も行うこともあります。


資材として扱うものには、商品・原材料・消耗品・仕掛品などがあります。


工場全体の業務効率のアップを支援する仕事です。モノづくりの環境や技術を整えることに興味がある人に向いています。


資材管の業務の種類

資材管理の業務をそれぞれご説明します。


資材計画

製品の生産計画をもとに、部品や材料について計画を立てることです。


購買管理

購入品の品質、納期、価格を管理します。


外注管理

外注の発注から受入、代金決済までの業務を管理します。


在庫管理

必要な在庫の品質、納期、数量を管理します。


倉庫管理

入庫、保管、引当、出庫の管理をします。


包装管理

物の価値・品質・状態を維持するための包装を管理します。


物流管理

物の移動を管理します。


一日の仕事の流れ

一日の仕事の流れの例を下記にご紹介します。


午前

出社したら、今日のスケジュールを確認して、朝礼で報告する。

近いうちに変更される資材について、生産工程への影響を確認する。変更する必要があるものを確認する。

新しい製品のために使う設備の仕様について設計課と打合せをする。


昼休みに食堂で仲間と昼食を食べる。


午後

午前中に打ち合わせた内容から新しい製品の工程の設計を行う。

製造ラインの設備に問題発生したため、 急遽対処して問題を解決。発生した問題から考えられる今後のリスクについて上長に報告する。 

明日のスケジュールを確認して帰宅。


資材管理のメリット

資材管理のメリットは次の通りです。

生産性の向上に貢献できてやりがいがある


資材管理は生産性に影響する重要な仕事で、うまく進めることができれば生産性の向上に貢献できるのでやりがいが感じられます。

資材がしっかり整理整頓されていると、生産性の向上につながります。


倉庫内では基本的に、ピッキング・仕分け・梱包・荷積み・荷下ろしなどの作業を流れ作業で行います。


必要な資材がバラバラに置いてあると、作業効率が下がり、ミスも発生しやすくなるので、生産性が低くなってしまいます。


資材がしっかり整理整頓されていると、仕分けのミスが減り、不良品も発見しやすくなります。


資材管理では自分の工夫一つで全体の生産性が高まることもあり、成功すればやりがいを感じられます。


資材管理にはさまざまな業務があるため、仕事を通して様々なスキルを身に付けることができます。


まず資材を管理するスキルが身につきます。また資材を把握しやすいように整理整頓するため、整理整頓のスキルが向上します。


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パソコンのスキルが低くてもOK

資材管理では、複雑なパソコンスキルが必要ありません。


最近ではパソコンのスキルが求められる職種が多く、どのような職種であってもパソコンのスキルが求められています。

パソコンが苦手だと、選べる職種の幅が狭くなってしまいます。


資材管理では、複雑なパソコンスキルが求められていません。

パソコンを使うとしても、簡単なクリックや入力作業くらいなので、パソコンのスキルが低くても問題なく仕事ができます。

資材管理では高度なパソコンスキルよりも、倉庫内の作業についての知識の方が求められます。


資材管理のデメリット

資材管理のデメリットは次の通りです。

暑い場所や暑い場所で働く

冷凍庫内などの寒い場所や暑い場所で作業をすることが多い場合があります。夜勤や早朝勤務などになるケースもあります。体調を崩さないように健康管理をきちんと行うことが大切です。

肉体労働になる

忙しい時は作業量が多くなり長時間ハードな肉体労働が続くケースもあります。資材管理の仕事をしている人の中には、筋肉痛や腰痛に悩む人もいます。時間に追われて、走り回らなければならないこともあります。体力があまりない人にとっては過酷な労働になってしまうかもしれません。


資材管理は未経験だとできない?

資材管理の求人では、ほとんどが経験者の募集となっていて、未経験者では就職が難しくなっています。

未経験OKの資材管理については、社員求人の他アルバイト求人も少ないです。

募集ページに「未経験者可」と記載してあっても、経験者が優遇されます。


仕分けやピッキング、梱包などのアルバイトからはじめるのがおすすめです。

ピッキングや検品、梱包などのアルバイトでがんばって働くことで、資材管理を任せられるようになることもあります。

仕分けやピッキング、梱包などのアルバイトとして働いて経験を積み、資材管理の仕事をするチャンスをつかみましょう。


アルバイトに採用されたら、コツコツ働いて経験を重ねていきましょう。

努力次第では正社員として登用される可能性があります。

ある程度働いて経験を積んだら、上司に相談してみましょう。

経験を重ねていれば、正社員として声がかかる可能性もあります。


資材管理に求められるスキル

資材管理に求められるスキルについてご紹介します。


注意力が必要

資材管理には、資材や商品に対しての注意力や配慮が必要になります。


「不良品や欠陥品がないか」「数量は正しいか」「決められた場所に置かれているか」などしっかり確認しなければなりません。


大雑把な人や、細かいことをチェックすることが苦手な人にはおすすめできません。

ルールに従ってきちんと作業できる几帳面な人におすすめの仕事です。


「倉庫管理主任者」の資格があると有利

資材管理の仕事をする場合、「倉庫管理主任者」という資格をもっていると有利になります。

中には倉庫管理主任者の資格を募集条件にしているところもあります。


倉庫管理主任者は、倉庫の適切な管理に必要な知識や能力をもっていることを認定する資格です。


まとめ

このページでは、資材管理の仕事内容や、求められるスキル、資材管理の仕事に就く方法をご紹介しました。


資材管理では、資材に関して計画・購買・保管・消費などをスムーズに行うために管理をします。


生産性の向上に貢献できるのでやりがいを感じることができ、パソコンのスキルが低くても就職することが可能です。


就職するのが難しい仕事なので、求められるスキルや資格を知って、正しいステップを踏むことで就職につなげることができます。


ぜひこのページでご紹介した内容を参考に、アルバイトからはじめて着実に資材管理への就職を目指していただければと思います。


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