防災備蓄品の種類や管理方法とそのポイントをご紹介
企業では、災害に備えて防災備蓄品を用意しておく必要があります。
このページでは、用意すべき防災備蓄品の種類や、管理方法と適切に管理するためのポイントをご紹介します。
企業での防災対策で「用意すべき防災備蓄品の種類を知りたい」「たくさんある防災備蓄品をしっかり管理したい」という方は、ぜひこのページを参考にしてみてください。
目次[非表示]
- 1.企業が用意すべき防災備蓄品の種類や分量
- 1.1.用意すべき防災用備蓄品の種類
- 1.2.用意すべき防災用備蓄品の分量は?
- 2.防災備蓄品の管理方法
- 2.1.それぞれのデスクに常備しておく
- 2.2.オフィス内でいくつかの場所に均等に置いておく
- 2.3.専用のスペースにまとめて置いておく
- 2.4.各場所に均等に置いておく
- 3.防災備蓄品の管理ポイント
- 3.1.取り出しやすさを意識する
- 3.2.期限切れに注意する
- 4.タグを使った備品管理サービス「MAMORIO Biz」
- 4.1.MAMORIO Bizの製品紹介
- 4.2.MAMORIO Bizのメリット
- 5.防災用の備蓄品はきちんと管理しておく
企業が用意すべき防災備蓄品の種類や分量
企業向けの防災備蓄品の種類や分量をご紹介します。
■関連記事:備品のメンテナンス管理の具体的な手順や管理すべき内容
用意すべき防災用備蓄品の種類
用意しておくべき防災用の備蓄品の種類をご紹介します。
企業は、災害により帰宅できなくなった方達向けに備蓄品を用意しておく必要があります。
東京では企業に対して「防災備蓄義務」が課せられているからです。
飲料水・食料品
一定期間をしのぐことができる分の飲料水と食料品が必要です。
災害の規模によっては、何日も社員たちが帰宅できない場合があるため、しばらくの間社員たちが会社で過ごすことができるよう飲料水と食料品を用意しておきましょう。
飲み物は必須です。
1日に必要な水の量は、成人で1人につき約3リットルとなっています。
食料品の選び方については、調理する必要がなくそのまま食べられるものや、お湯を入れるだけで食べられるものを選びましょう。
防寒対策グッズ
防寒対策グッズは会社での寒さ対策として用意しておく必要があります。
防寒に役立つ具体的な防寒対策グッズを下記にご紹介しますので、参考にしてみてください。
- 毛布
- カイロ
- 上着(ジャンバーやウィンドブレーカーなど)
- 手袋
- マフラー
- 防寒用の帽子
- 厚手の靴下
- 長ズボン
救急用品
社員がケガをしたり病気になったりした場合に備えて、救急用品も用意しておきましょう。
具体的な救急用品を下記にご紹介しますので、参考にしてみてください。
- トゲ抜き
- ガーゼ
- 消毒液
- 包帯
- ウェットティッシュ
電源確保グッズ
電池やバッテリー、発電機など、電源を確保するためのグッズも必要です。
災害時にしばらくの間会社で過ごすことになれば、スマホなどを充電しなければなりません。
灯りを確保するためにも必要です。
灯りや火の補助のために、ライトやライターも一緒に用意しておきましょう。
生理用品
女性のための生理用品も必要になります。
生理用品を下記にご紹介しますので、参考にしてみてください。
- 昼用
- 夜用
- ふつう用
- 多い日用
- 軽い日用
- 羽つき
- 羽なし
簡易トイレ
災害によって、オフィスが倒壊したり断水したりして、会社のトイレが使用できなくなる場合があります。
会社のトイレが使用できなった場合に備えて、簡易トイレを用意しておきましょう。
トイレットペーパーなども一緒に用意しておきましょう。
危険回避グッズ
危険を回避するためのグッズも必要です。
危険を回避するためのグッズには、ヘルメット、軍手、防犯ブザー(ホイッスル)などがあります。
ヘルメットは、建物が倒壊した時に頭を守ることができます。
建物が倒壊した場合は、ガレキをどかしたりする時にケガをしないよう軍手が必要です。
建物が倒壊してはさまれてしまった場合は、防犯ブザー(ホイッスル)があれば助けを呼ぶことができます。
用意すべき防災用備蓄品の分量は?
用意すべき防災用備蓄品の分量は、3日分が基本です。
そのため会社で用意すべき防災用備蓄品の分量については、上記でご紹介した防災用備蓄品を、それぞれ「社員の人数×3日」で用意しておきましょう。
3日分というのが基本ですが、多く用意できればできるほど良いので、なるべく多く用意しておくべきです。
防災備蓄品の管理方法
防災備蓄品の管理方法についてご紹介します。
■関連記事:社内備品の管理台帳|台帳の効果的な作成方法とコツをご紹介
それぞれのデスクに常備しておく
防災備蓄品はそれぞれのデスクに常備しておきましょう。
防災備蓄品をデスクに常備しておくことにはメリットもあればデメリットもあります。
防災備蓄品をデスクに常備しておくことについて、メリットとデメリットをそれぞれご紹介します。
防災備蓄品をデスクに常備しておくメリットは、-社員がすぐに防災備蓄品を手に取ることができることです。
-ヘルメットなどの危険を回避するためのものは、すぐ取り出せると安心です。
防災備蓄品をデスクに常備しておくデメリットは、場所を取ってしまうことです。
デスクは範囲がそこまで広いわけではないため、防災備蓄品を常備しておくと他の物をしまうスペースがなくなってしまいます。
オフィス内でいくつかの場所に均等に置いておく
オフィスが広い場合には、オフィス内でいくつかの場所に均等に置いておくこともできます。
デスクがない場合はそれぞれのロッカーなどに常備することができます。
こうすれば災害時にすぐにオフィス内にある防災用備蓄品を保管場所から取り出すことが可能です。
専用のスペースにまとめて置いておく
防災備蓄品を専用のスペースにまとめて置いておくという方法もあります。
倉庫などの専用のスペースに、社員全員分の備蓄品をまとめて置いておくことで、防災備蓄品を一括管理できます。
各場所に均等に置いておく
防災備蓄品を一カ所にまとめずに、それぞれの場所に均等に置いておくという方法です。
一カ所にまとめておくと、その倉庫が災害によって倒壊したりして塞がれてしまう可能性があります。
こうなると災害時に防災備蓄品を使うことができません。
防災用備蓄品をそれぞれの場所に均等に配置しておくと、このような場合に対処できます。
防災備蓄品の保管場所のうち一カ所が倒壊したりして塞がれてしまっても、他の防災備蓄品の保管場所があれば防災備蓄品を確保できて安心です。
■関連記事:物品管理とは?|会社・工場での物品管理のコツや改善方法、役に立つアプリなどをご紹介
防災備蓄品の管理ポイント
防災備蓄品を管理する場合に気をつけるべきポイントをご紹介します。
取り出しやすさを意識する
取り出しやすさを意識しましょう。
緊急時に、社員たちがすぐに取り出せるように管理します。
倉庫などで奥の方に保管しておくといざという時にすぐに使用できません。
そのため、倉庫などに保管する場合は手前のすぐに取り出せる場所に保管しておくなどして、しまい込まずにすぐに取り出せる場所に保管しましょう。
期限切れに注意する
非常食などの期限切れに注意しましょう。
せっかく非常食を用意しても期限が切れてしまったり腐ってしまったりしたらいざという時に食べられません。
非常食は定期的に入れ替えるなどして、常に適切な状態にしておきましょう。
タグを使った備品管理サービス「MAMORIO Biz」
防災備蓄品を管理するのに便利な備品管理サービス「MAMORIO Biz」をご紹介します。
MAMORIO Bizは法人向けのサービスで、MAMORIOタグを使ってスムーズに防災備蓄品を管理ができます。
MAMORIOタグを備蓄品に取りつけることによって、電子機器と通信して備蓄品が今どこにあるのかを把握できるようになります。
MAMORIOタグをつけてあれば備蓄品の現在地を知ることができるため、防災備蓄品を適切に管理することができます。
いざ災害にあった場合も「備蓄品がどこにあるのかわからない」というようなことにならずに、すぐに使うことができて安心です。
MAMORIOを利用している企業は1,500社以上あり、施工事業からシステム会社まで幅広い業界から高い評価を受けているため安心です。
MAMORIO Bizの製品紹介
MAMORIO Bizの製品には種類があります。
MAMORIO Bizの製品をそれぞれご紹介します。
薄いタグ型も貼って使えるシール型もあるのでそれぞれ備蓄品に合わせて選べます。
どちらも電池交換可能で長く利用することが可能です。
印字対応可能であるため、社名を印字することもできます。
MAMORIO Bizのメリット
MAMORIO Bizのメリットについてご紹介します。
紛失防止
もし備蓄品を紛失してしまっても、備蓄品の現在地がすぐにわかるため紛失することがありません。
コンパクト
世界最小クラスのコンパクトなサイズのタグであるため、それぞれの防災備蓄品にコンパクトに取りつけることができます。
PCで一括管理
備蓄品をPCで一括管理できます。
MAMORIOタグはPCと通信できるため、たくさんあるそれぞれの備蓄品をPCでまとめて管理できて便利です。
防災用の備蓄品はきちんと管理しておく
このページでは、用意すべき防災備蓄品の種類や、管理方法と適切に管理するためのポイントをご紹介しました。
企業では災害に備えて、社員や災害に遭った人のために、防災備蓄品を用意しておく必要があります。
ぜひこのページを参考に、企業で防災対策をしていただければと思います。