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iPadの紛失や盗難対策|iPad貸出を安全に行う為のコツ

最近iPadは個人が利用するだけでなくビジネスでも利用されていて、業務の効率アップに役立っています。

iPadは薄くて軽いので持ち歩くのに便利で、営業社員をはじめ多くの企業で取り入れられています。


その一方で、はセキュリティ上のリスクが高いという問題があります。


この記事では、iPadのセキュリティ上のリスクと、企業が社員へiPadの貸出を安全に行うための対策についてご紹介します。


目次[非表示]

  1. 1.iPadの貸出はパソコン以上にリスクが高い
  2. 2.iPadの紛失対策|「iPadを探す」で発見できるようにしておく
    1. 2.1.事前にしておく設定
    2. 2.2.紛失したiPadとは別のデバイスを手元に用意する
    3. 2.3.「iPhoneを探す」アプリをインストールする
    4. 2.4.紛失した端末の位置情報を確認する
    5. 2.5.見つからなければ「サウンドを再生」
  3. 3.iPadの紛失対策|紛失を防ぐその他の対策
    1. 3.1.iPadを使用する社員にセキュリティ教育を行う
    2. 3.2.OSは最新の状態を保つ
    3. 3.3.アプリやファイルのダウンロードは慎重に行う
    4. 3.4.ウイルス対策ができるソフトを導入する
    5. 3.5.外出先ではVPN接続を使用させる
    6. 3.6.モバイル Wi-fiルーターもしくはLTE回線を使用する
    7. 3.7.紛失防止タグMAMORIOを利用する
  4. 4.iPadの紛失対策|紛失しても情報漏洩が起きないようにする
    1. 4.1.連絡体制を整える
    2. 4.2.遠隔操作できるように設定する
  5. 5.まとめ



iPadの貸出はパソコン以上にリスクが高い

iPadなどのiPadは、パソコン以上にセキュリティ上のリスクが高く、企業の情報漏洩になどにつながりやすいのです。


その理由は、iPadは置き忘れや紛失につながりやすいからです。


タブレットはどこでも気軽に取り出して使用できて便利ですが、その反面紛失するリスクも高くなります。


日本ネットワークセキュリティー協会の2015年の報告書によると「置き忘れ・紛失」は情報漏洩の原因のトップになっています。


iPadのセキュリティ対策が十分でないと、顧客の個人情報を盗まれる、社内のネットワークにウイルスを拡散されるなど、情報漏洩につながる可能性があります。


顧客の個人情報が漏洩した場合、顧客に被害が及ぶ他、企業の信用が落ちたり、多額の損害賠償が必要になることがあります。


iPadの紛失対策|「iPadを探す」で発見できるようにしておく

「iPadを探す」機能を利用することで、iPadを紛失してしまった時にiPadの現在地を特定して発見できるようになります。ここではiPadの紛失時に現在地を特定できるようにする方法をご紹介します。

事前にしておく設定

「iPadを探す」でiPadを発見できるようにするには、事前に設定を済ませて置く必要があります。前もって社員が使うiPadに以下の設定をしておきましょう。


【「iPadを探す」をONにする設定】

iPadで「設定」を開く

「アカウントとパスワード」をタップする

「iCloud」をタップする

「iPadを探す」を「ON」にする


【「位置情報サービス」をONにする設定】

「設定」画面を開く

「プライバシー」をタップする

「位置情報サービス」をONにする

紛失したiPadとは別のデバイスを手元に用意する

ここからは実際に紛失したiPadを探す方法をご紹介します。紛失したiPadを探すには、インターネットに接続された紛失したiPadとは別のデバイスが必要です。iPadとは別にiPad・iPhone・パソコンのどれかを用意しましょう。


紛失したiPad以外に自分用のデバイスがない場合は、家族や友人のものを借りたり、漫画喫茶のパソコンを利用したりして代用できます。

「iPhoneを探す」アプリをインストールする

紛失したiPadとは別のデバイスに、「iPhoneを探す」アプリをインストールします。紛失したのがiPhoneではなくiPadであってもこのアプリで探せます。


Apple製以外のパソコンを使う場合など、App Storeのアプリを利用しない場合は、そのデバイスでインターネットに接続して、AppleのiCloudのページにアクセスしましょう。


上記のアプリを起動するか上記のサイトにアクセスすると、ログイン画面が表示されるので、紛失したiPadのAppleアカウントのIDやパスワードでサインインします。


IDやパスワードがわからない場合は、「Apple IDまたはパスワードをお忘れですか?」という文をクリックして、案内に沿って進めてください。

紛失した端末の位置情報を確認する

iCloudにログインすると、地図が表示され、iCloud上に保存されているアイコンが表示されます。


その中から「iPhoneを探す」というアイコンをクリックしてください。


すると「iPhoneを探す」という画面が開き、iPadの位置情報が地図上に表示されます。この時にiPadの充電が切れてしまっている場合は、端末が最後に確認された位置と時間が示されます。

見つからなければ「サウンドを再生」

iPadが見つからなければ「サウンドを再生」という機能で音を鳴らして探せます。


iCloudにログインし地図が表示された際にページの上部にある「すべてのデバイス」から探したいiPadを選びます。複数の項目の中から「サウンドを再生」を選びましょう。


「サウンドを再生」を押すと、選択された端末から大きな音が鳴ります。近くにiPadがあるはずなのに見つからない場合に発見するのに効果的です。


iPadの紛失対策|紛失を防ぐその他の対策

社員が会社のiPadを紛失しないようにするための対策は他にもたくさんあります。以下の対策も取り入れてみてください。以下の対策も取り入れてみてください。


iPadを使用する社員にセキュリティ教育を行う

iPadに対してだけでなく、使用する社員に対しても対策する必要があります。


以下のような内容を社員たちが守れるよう、教育を実施しましょう。


  • 外出先で人目につくような場所で、重要な情報が掲載されたファイルを開かない
  • 無料Wi-fiを利用しない
  • ファイルの送信ミスをしないよう何度もチェックする
  • パスワードは複雑なものにする


前もって教育を行うことで、情報漏洩のリスクを下げることができます。


OSは最新の状態を保つ

OS(オペレーティングシステム)はアップデートをこまめに行い、常に最新の状態を保ちましょう。OSが古いままだとウイルスに侵入されてしまう可能性が高くなります。OSを常に最新の状態にしておくことで、ウイルスに侵入されにくくなります。

アプリやファイルのダウンロードは慎重に行う

アプリやファイルのダウンロードには注意して慎重に行いましょう。ダウンロードするファイルにウイルスが入っていることがあるからです。


提供元が不明のアプリやファイルのダウンロードを社員が個人的に行うことは避けて、提供元が明確で安全なアプリやファイルを責任者がまとめてダウンロードすることをおすすめします。

ウイルス対策ができるソフトを導入する

タブレットにウイルス対策ができるソフトを導入するという方法は、最も簡単にできるセキュリティ対策です。


無料のアプリもありますが、機能に制限があるので企業に導入する場合は有料のものをおすすめします。

ウイルス対策ができるソフトを導入する

iPadにウイルス対策ができるソフトを導入するという方法は、最も簡単にできるセキュリティ対策です。


無料のアプリもありますが、機能に制限があるので企業に導入する場合は有料のものをおすすめします。


例えば、パソコンのウイルス対策ソフトとして知られている「マカフィー」は、iPadにも導入できます。

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外出先ではVPN接続を使用させる

社員が外出先でiPadを使用する際は、VPN接続を使用させましょう。

VPNとはVirtual Private Networkの略で、訳すと「仮想プライベート回線」という意味になります。


インターネット上に仮想回線を設けることで、インターネットを安全に使用できるようにするものです。


無料Wi-fiなどは誰でもアクセスできるので、情報を盗まれたりする危険があります。

VPN接続では上記のような無料Wi-fiにあるリスクを減らすことができます。


モバイル Wi-fiルーターもしくはLTE回線を使用する

外出先でiPadを使用する際は、モバイルWi-fiルーターもしくはLTE回線を使用させることで情報漏洩のリスクが減ります。


モバイルWi-fiルーターでは自分だけのパスワードを入力して使用するので安全で、LTE回線では一般的に高いセキュリティ対策がされた回線なので安全です。


紛失防止タグMAMORIOを利用する

紛失防止タグを利用することで、社員が会社のiPadを紛失するのを防止できます。紛失防止タグは、物の紛失を防ぐことができるツールです。iPadなど紛失したくない物に取り付けることで、紛失するのを防止できます。紛失防止タグの一つとして、紛失防止タグMAMORIOをご紹介します。


紛失防止タグMAMORIOは世界最小クラスのコンパクトなサイズの紛失防止タグで、薄いタグタイプや貼って使えるシールタイプもあります。仕事で使うiPadにコンパクトに取り付けられます。


置き忘れたりしてMAMORIOタグを取り付けたiPadが手元から離れた時には、スマホに通知で知らせてくれるので、紛失するのを防げます。


MAMORIOタグを取り付けた物との位置情報が記録されるようになっているので「いつどこにiPadがあったのか」という位置情報も記録されています。


紛失した際には通信が途切れた時点の位置を元にして探すことができるので、失くしたとしても発見しやすくなっています。


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iPadの紛失対策|紛失しても情報漏洩が起きないようにする

もしiPadを紛失してしまった場合に情報漏洩が起きないように対策しておくことも大切です。iPadの紛失時に情報漏洩が起きないようにするための対策を2つご紹介します。

連絡体制を整える

社員がiPadを紛失した場合に迅速に対応できるよう、社内全体で連絡体制を整えておくことも必要です。


iPadを紛失したらどの部署に連絡するか、連絡がきたらどのような対応をするかなど、社内の連絡体制を整備します。連絡体制は社員たちが常に確認できるようにしておきましょう。


トラブルを想定して訓練して、連絡体制が適切に整備されているか確認することも大切です。


■関連記事

会社の備品を紛失した時の対応|役立つ紛失防止・予防策をご紹介 


遠隔操作できるように設定する

iPadを遠隔操作できるように設定しておくことで、iPadが見つからなかった場合や盗難された場合に、遠隔操作でデータを削除できるようになります。

データを削除することで悪意のある第三者にデータを盗まれるのを防げます。


遠隔操作できるように設定しておくとともに、いつデータが削除されても困らないようこまめにバックアップを取っておきましょう。


まとめ

iPadはビジネスでも利用されていて、多くの企業で取り入れられています。


iPadは薄くて軽いので持ち歩くのに便利ですが、その一方でセキュリティ上のリスクが高いという問題があります。

iPadは置き忘れや紛失につながりやすいので、パソコン以上に情報漏洩につながりやすいのです。


iPadへの対策をすることに加えて、社員にもセキュリティ教育を実施しましょう。


企業で社員へのiPadの貸出を安全に行うために、ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしていただければと思います。


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