防犯タグのメリットとデメリット|盗難・紛失防止の為に便利なツール
万引きはアパレル業界の売り上げを下げる大きな原因の1つとなっていて、万引きは1度されるとその後も繰り返して狙われやすくなってしまいます。
盗まれないお店にするために防犯対策が重要になりますが、ここでは盗難防止に便利な「防犯タグ」についてメリットとデメリットをご紹介します。
防犯タグのしくみや種類についても合わせてご紹介するので、お店の防犯対策を考えている人は参考にしてみてください。
目次[非表示]
- 1.防犯タグとは?
- 2.防犯タグの種類
- 3.防犯タグのメリット
- 3.1.防犯効果が大きくアップする
- 3.2.棚卸し作業の効率がアップする
- 4.防犯タグのデメリット
- 5.防犯タグ以外の盗難防止対策もご紹介
- 5.1.防犯カメラを設置する
- 5.2.商品を常にきれいに陳列する
- 5.3.積極的に「いらっしゃいませ」という声かけをする
- 6.新しい防犯タグの管理、紛失防止タグ「MAMORIO」
- 7.MAMORIO Bizの製品をご紹介
- 7.1.タグ型のMAMORIO S
- 8.MAMORIO Bizのメリット
- 8.1.小さくてコンパクト
- 8.2.アプリの通知によって紛失を防止できる
- 8.3.法人に合ったサポートが充実
- 9.まとめ
防犯タグとは?
防犯タグとは商品に取り付ける防犯ツールで、出入り口のゲートと連動することで万引きを防ぐことができるものです。
タグを解除する処理をしないまま商品を持ってゲートを通ろうとすると警報機が鳴ようになっていて、これによって万引を検知して防止することができます。
防犯タグの種類
防犯タグにはたくさんの種類があるので、それぞれの特徴についてご紹介していきます。
ラベルタグ
ラベルタグはシールタイプのタグで、商品に直接貼り付けて使います。
レジで会計をする時にディアクティベーターにかざすか専用のラベルを貼ってタグを無効化させることができます。
バーコードが付いていますがこれはダミーです。
サイズは4㎝と5㎝が一般的で、小さいと使い勝手は良いですが、ゲートが広い間口である場合には5㎝のタグしか使えない場合があります。
ハードタグ
プラスチック製のタグにピンを差し込んでロックするという仕組みになっています。
ハサミで切ることもできないのでとても防犯性の高いタイプです。
ピンはディタッチャーと言う専用の解除機で外すので、会計をする時にレジに置いてあるディタッチャーで外すことになります。
生地にそのままピンを貫通させて使うことも多いですが、生地に穴を開けたくない場合にはボタンの穴などを利用しましょう。
スライドタグ
コの字の金具をスライドさせてロックするタイプで、アパレル店向けに開発されたこのタグは防犯性が高くて応用範囲も広くなっています。
締まり具合は2段階に調整でき、ハードタグと同じようにディタッチャーで解除できます。
防犯タグのメリット
防犯タグのメリットでは防犯対策の他、棚卸し作業の効率アップにも役立ちます。
防犯効果が大きくアップする
防犯タグのメリットは防犯効果が大きくアップすることです。
防犯タグは多くの店で普及しているので、周知しなくても防犯装置だということを多くの人が知っています。
そのため付けているだけで防犯効果があります。
棚卸し作業の効率がアップする
防犯タグは防犯対策になるだけでなく、棚卸し作業を効率化させることができます。
通常の棚卸し作業では、商品を1つ1つチェックしなければならないのでかなりの時間がかかり、作業をする人の労力も大きくなります。
防犯タグを商品に取り付ければ、棚に並んでいる商品の近くへ行ってリーダライタのスイッチを押すだけでチェックすることができます。
防犯タグは距離が離れていたり箱などに入っていても読み取れるので、高い場所にある商品をおろす必要がなく、ダンボールの中から取り出す必要もありません。
防犯タグのデメリット
防犯タグのデメリットは取り外される可能性があることと、全ての商品に取り付ける必要があることです
防犯タグを取り外される可能性がある
防犯タグは盗もうとしている人に防犯タグを取り外されてしまう可能性があります。
フォークをねじ込ませて捻じ曲げて外したり、ライターなどで焼燃いてニッパーでストッパーを外したりすることができるので、絶対に盗難されないわけではありません。
防犯タグを全ての商品に取り付ける必要があるので大変
防犯タグを導入する場合には、全ての商品に取り付ける必要があります。
最初の準備に作業をする人の人的コストがかかり、時間もかかってしまいます。
防犯タグ以外の盗難防止対策もご紹介
防犯タグの他にも盗難防止対策はあるので、いくつかご紹介します。
防犯カメラを設置する
防犯カメラを設置すると商品の盗難の防止対策ができ、レジ付近に設置して金銭の管理もできます。
防犯カメラを設置してインターネットを経由させることで、店長などの管理者がスマホで店内の状況を遠隔監視することも可能です。
このような防犯カメラの映像の確認は一つの店舗だけでなく、全国にある店舗の防犯カメラの映像を確認することもできます。
商品を常にきれいに陳列する
商品を常にきれいに陳列するようにして、きれいな状態を保つことも防犯対策になります。
きれいな状態の店舗は店員の目が行き届いていることのアピールになるので、犯人に「万引きするとすぐ気付かれてしまう」と思わせることができるからです。
商品が煩雑に置かれていると「なくなってもすぐに気付かれないだろう」と思われて万引きされやすくなってしまいます。
ラックの商品をきちんとたたんでおく、ハンガーから落ちている商品がないようにするなどお店の商品がきれいに整理されている状態にしておきましょう。
きれいな状態のお店は万引き被害が少なくなります。
積極的に「いらっしゃいませ」という声かけをする
お客さんが入店した時には「いらっしゃいませ」と積極的に声かけするのも効果的です。
声掛けがあるということは、店員がしっかりお客さんを見ている、つまり万引きしてもすぐに気付かれるということになるからです。
新しい防犯タグの管理、紛失防止タグ「MAMORIO」
「MAMORIO Biz 」は紛失防止デバイス「MAMORIO」を利用した法人向けの備品の紛失を防止できるサービスです。
取り付けるタグ型と這って使えるシール型があり、パソコンやUSBの他、IDカード、鍵、など管理したい備品に取り付けて使えます。
専用のアプリをスマホでダウンロードして、簡単なセットアップを行うと使い始めることができます。
MAMORIOを利用している法人は1,500社以上あり、施工事業からシステム会社まで幅広い業界から安全性やデザイン性が高く評価されています。
経済産業省が主催するプログラム「J-Startup」の採択を始め、グッドデザイン賞、2018年度 日経優秀製品・サービス賞 最優秀賞、デロイト トウシュ トーマツ リミテッド 2018年 日本テクノロジー Fast50 12位など、様々な賞を受賞しています。
MAMORIO Bizの製品をご紹介
MAMORIO Bizでは、それぞれの用途に合わせて「タグ型」と「シール型」の2種類のタイプがあります。
タグ型のMAMORIO S
備品に取り付けるタグ型のMAMORIO S は、様々な備品に付けて利用できます。
価格:3,000 円(税抜) / 個
サイズ:35.5mm x 19mm x 厚さ 2.8mm
重さ:2.4g
電池寿命:約1年間
シール型のMAMORIO FUDA
備品に貼って使えるシール型の MAMORIO FUDA は、タグ型のタイプが付けられないパソコンなどの機材に貼って利用できます。
価格:3,000円(税抜) / 個
サイズ:24mm x 36.2mm x 厚さ 3.4mm
重さ:3.4g
電池寿命:約1年間
参考:その他製品詳細についてはこちら
MAMORIO Bizのメリット
MAMORIO Bizのメリットについてご紹介します。
小さくてコンパクト
MAMORIOは、世界最小クラスのコンパクトな紛失防止デバイスです。
小さくて薄いタグ型、貼って使えるシール型など、利用する備品やシーンに合わせてコンパクトで邪魔にならずに紛失防止対策が可能になります。
アプリの通知によって紛失を防止できる
MAMORIOを取り付けた備品が一定の範囲内から離れると、スマホに通知がきて知らせてくれます。
営業先など外出先で置き忘れてしまうことで紛失するのを未然に防ぐことができます。
法人に合ったサポートが充実
紛失してしまった場合にも、専門のサポートデスクが捜索を支援するので、紛失によって起こるトラブルを最小限におさえることができます。
他にも法人向けならではの便利なサポートが充実しています。
参考:その他サポート詳細についてこちら
まとめ
ここでは盗難防止に便利な「防犯タグ」についてメリットとデメリット、しくみや種類についてご紹介しました。
万引きはアパレル業界の売り上げを下げる大きな原因の1つとなっているので、防犯対策をする必要があります。
防犯タグには盗難被害を防止することができ、棚卸し作業も効率化させることができるというメリットがあります。
しかし導入時に人的コストや時間がかかるというデメリットもあります。
防犯タグ以外の防犯対策には防犯カメラがあり、きれいに陳列したり、声かけをしっかりするなどコストをかけずにできることもあります。
盗まれないお店にするために、ぜひここでご紹介した内容を活かして防犯対策してみてください。