携帯電話を紛失!会社・個人の携帯電話を紛失したときに、悪用されない為に今すぐやるべきこと
会社の携帯を紛失したら悪用される可能性があります。
このページでは、会社の携帯をなくしてしまったらすぐにすべき対応や、紛失することのリスク、悪用された事例をご紹介します。
携帯の悪用の防止策もご紹介しますので、ぜひご活用ください。
目次[非表示]
- 1.携帯を紛失してしまった時にすべき対応
- 2.携帯の紛失が自分に及ぼすリスク
- 3.会社携帯を紛失したらどんなことに悪用される?
- 4.携帯の紛失が会社に及ぼすリスク
- 4.1.顧客からの信頼が低下する
- 4.2.会社のイメージが低下する
- 5.情報を紛失した事例
- 5.1.IDやパスワードの使いまわしによる情報漏えい
- 5.2.1000人以上の顧客情報を紛失
- 5.3.患者のカルテデータを紛失
- 6.携帯の紛失による悪用の防止策
- 6.1.Webブラウザにパスワードを記憶させないようにする
- 6.2.画面をロックする
- 6.3.SIMカードをロックする
- 6.4.セキュリティソフトを利用する
- 7.まとめ
携帯を紛失してしまった時にすべき対応
紛失対策を行っていない携帯をなくしてしまったらどのような対応をすれば良いのかご説明します。
携帯の紛失に気づいたら、すぐに携帯電話会社に連絡し、回線を止めてもらいましょう。回線を止めることで、携帯を悪用されるリスクを軽減できます。
しかし最近の携帯はほとんどが携帯であるため、Wi-Fiを利用した通信が可能です。
電話回線を止めても、Wi-Fiを利用して通信することにより、メールやオンラインストレージ、SNSなどの各種サービスへ不正にアクセスされてしまう可能性があります。
そのため紛失に気付いたら、各種サービスへの対応も必要です。
すぐに利用している各種サービスのIDやパスワードをパソコンから操作して変更するか、サービスを解約してください。
クレジットカードや銀行口座の情報を登録している場合は、金融機関に連絡し口座の利用を止めてもらいましょう。
携帯ではいつでもどこでもインターネットを利用でき便利ですが、だからこそ、紛失にあった時の危険は大きくなります。
携帯の紛失が自分に及ぼすリスク
会社の携帯を紛失した場合、その人の信用が失われます。
情報漏えいが起こり悪用されてしまった場合は、職場で居場所がなくなるだけでなく、他の会社に就職することもままならなくなる可能性があります。
紛失した人の社会人生活そのものに悪影響を及ぼすこともあるのです。
会社携帯を紛失したらどんなことに悪用される?
会社携帯には業務に必要な様々な情報が保存されています。
紛失してしまうと、悪意のある第三者によって情報が盗まれてしまう危険性があります。
紛失した会社の携帯電話からは、下記のような情報が盗まれてしまいます。
- 顧客の個人情報
- 製品の機密情報
- 顧客とのミーティング内容
情報が盗まれることで、顧客の個人情報が悪用される、社内システムが遠隔操作されるなどの被害が発生します。
携帯の紛失が会社に及ぼすリスク
紛失した携帯の悪用が会社に及ぼすリスクには下記のようなものがあります。
顧客からの信頼が低下する
顧客は会社を信用して商品を購入したりサービスを利用したりしています。
携帯を紛失すると、顧客の個人情報が漏えいしてしまう可能性があります。
顧客の個人情報が外部に漏れてしまうと、不正利用など悪用されるリスクが高くなり、長い時間をかけて築かれた信頼が失われてしまいます。
信頼は顧客との関係を積み重ねていくことで作られるもので、信頼を築くには時間がかかるため、信頼を取り戻すことは困難です。
会社のイメージが低下する
携帯を紛失しそれが情報漏えいにつながれば、これまで築いてきた会社のイメージが損なわれ、悪いイメージがついてしまいます。
一度ニュースで「この会社から情報が漏えいした」と報道されると「情報漏えいを起こした会社」というイメージを持たれてしまいます。
こうなっては新たな顧客が見込めません。
■関連記事:
会社携帯・スマホの紛失対策|データから見る紛失数・おすすめの紛失防止対策
情報を紛失した事例
情報を紛失した事例をご紹介します。
IDやパスワードの使いまわしによる情報漏えい
最近「なりすまし」という不正ログインによるトラブルが多くなっていますが、この「なりすまし」は情報漏えいが原因となっていることが多いのです。
漏えいした顧客自身のIDやパスワードが、犯罪者によって他のサイトで利用されるというトラブルです。
顧客はIDやパスワードを使いまわしていることが多いため、一部のIDやパスワードが流出することで様々な被害が出るトラブルが起こってしまいます。
1000人以上の顧客情報を紛失
顧客情報を多く抱えている会社の職員が情報の持ち出しにより引き起こした情報漏えいです。
コミュニティサイトの委託業務を行っていたワイモバイル社員が顧客情報を紛失したという事件です。
社員の紛失により、1000人以上の顧客情報を紛失してしまいました。
患者のカルテデータを紛失
亀田総合病院に勤める職員が、患者のカルテデータを紛失したという事件もありました。データを入れて持ち出したことが原因です。
パスワード設定がされていなかったことで、より非難されました。
携帯の紛失による悪用の防止策
携帯の紛失による悪用を防止する対策をご紹介します。
Webブラウザにパスワードを記憶させないようにする
Webブラウザには、手間を省くために各Webサービスのログイン時に求められるパスワードを記憶させておくことができますが、不正アクセスのリスクが高まります。
携帯を紛失した場合、Webサービスに不正アクセスされる可能性があるため、Webブラウザにはパスワードを記憶させないようにしましょう。
画面をロックする
画面ロックを設定しましょう。
携帯の画面ロックを有効にすると、一定時間操作しないでいた際に自動でスクリーンロックがかかるようになります。
スクリーンロックがかかった後に再び使用するには、事前に設定しておいたパスワードを入力してロックを解除する必要があります。
そのため、第三者の不正利用を防止することが可能です。
SIMカードをロックする
携帯は、携帯電話会社との契約情報が記録されたSIMカードを挿入することで、通話や通信ができるようになります。
SIMカードのロックをすることで、携帯を利用する時に、事前に登録した「PIN」というパスコードの入力を要求されるようになります。
第三者はパスコードを入力しないと利用できないため、不正な利用を防ぐことが可能です。
セキュリティソフトを利用する
携帯のセキュリティソフトも利用すると安全です。
セキュリティソフトを利用すると、セキュリティ設定をまとめて行えるといった利点があります。
まとめ
ここまで、会社の携帯をなくしてしまった時の対応、紛失することのリスク、悪用の防止策をご紹介しました。
会社の携帯を紛失したら悪用される可能性があります。
会社の携帯を紛失した場合、その人の信用が失われ、会社にも悪影響を及ぼします。
携帯の紛失に備えて、悪用されないための防止策を事前に行っておきましょう。