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IC(RFID)タグで効率化する物流・物品管理の事例

IC(RFID)タグは、タグと読み取り装置を使って情報を読み取ったり書き換えたりできるもので、タグが遠くにあっても読み取れるなど便利な点が多くあります。


便利なICタグは物流や物品管理で業務を効率化させるために幅広く活用されています。


ここではICタグはどんなものなのか説明するとともに、メリットや活用事例についてご紹介します。

目次[非表示]

  1. 1.IC(RFID)タグとは
  2. 2.ICタグのメリット
    1. 2.1.ICタグと距離が離れていても読み取れる
    2. 2.2.複数のICタグを一括で読み取れる
    3. 2.3.ICタグを付けた商品が箱に入ったままでも読み取れる
    4. 2.4.ICタグの表面が汚れていても読み取れる
  3. 3.ICタグの活用事例
    1. 3.1.POSレジで商品を一括スキャン
    2. 3.2.無人コンビニが可能に
    3. 3.3.棚卸し作業の効率がアップ
    4. 3.4.在庫管理作業の効率がアップ
    5. 3.5.賞味期限や消費期限の管理
    6. 3.6.生産から販売まで一括して管理
  4. 4.「Mamorio Biz」でタグ管理、在庫管理・紛失防止へ
    1. 4.1.MAMORIO Bizの製品をご紹介
      1. 4.1.1.タグ型のMAMORIO S
      2. 4.1.2.シール型のMAMORIO FUDA
    2. 4.2.MAMORIO Bizのメリット
      1. 4.2.1.小さくてコンパクト
      2. 4.2.2.アプリの通知によって紛失を防止できる
      3. 4.2.3.法人に合ったサポートが充実
  5. 5.まとめ


IC(RFID)タグとは

ICタグは、商品などに電子情報を入力してあるタグを貼り付けて、その情報を読み込み装置であるリーダライタで読み込むことができるものです。

ICタグはすでに様々なところで利用されていて、電車に乗る時に使うSuicaや電子マネーの楽天EdyなどもICタグの技術が利用されています。


ICタグはメモリが内蔵されている数ミリくらいの小さな記憶媒体です。

商品の名称、値段、製造年月日などの電子情報を入力したり書き換えたりすることができます。

入力や書き換えは電波で行われています。


リーダライタは、ICタグの電子情報を読み取る機器です。

リーダライタをICタグにかざしてスイッチを押すと情報を読み取れます。


ICタグのメリット

ICタグにはどのようなメリットがあるのかご紹介します。

ICタグと似ているバーコードと比較しながらご説明していきます。


ICタグと距離が離れていても読み取れる

ICタグが遠くにあってもリーダライタで読み取ることが可能です。


バーコードでは通信できる距離が数センチしかないので、かなり近づけなければ情報を読み取ることができません。


これに対してICタグは数メートルから数十メートル離れていても読み取ることができます。ICタグを貼り付けた商品が遠くにあっても情報を読み取ることができるので、棚卸し作業なども効率よく進みます。


複数のICタグを一括で読み取れる

複数あるICタグを一括で読み取ることができるのも便利な特徴です。


バーコードでは読み取り機に1つずつかざす必要があります。


ICタグなら複数あるICタグを一度でスキャンできるので、業務が効率化できます。


ICタグを付けた商品が箱に入ったままでも読み取れる

ICタグを付けた商品がダンボールに入ったままの状態でも読み取ることができます。


バーコードだとダンボールの中に入っている商品の読み取りをする場合には、ダンボールを開けて商品を取り出して読み取らなければなりません。


ICタグなら、ダンボールを開けることなく、ダンボール内の商品のICタグを読み取ることができます。


ICタグの表面が汚れていても読み取れる

ICタグは表面が汚れていても読み取ることができます。


バーコードは、黒い線を読み取って情報を読み取っているので、バーコードが汚れると情報が読み取れません。


ICタグの場合は、リーダライタを使ってICタグの中のメモリと交信しています。

そのためICタグの表面が汚れていても影響を受けることなく読み取ることができるのです。

関連記事:会社の紛失防止対策|紛失防止タグで行う情報漏えい対策


ICタグの活用事例

ICタグ

ICタグは様々な企業で活用されています。

ICタグがどのような業務で役立っているのか、実際の事例をご紹介していきます。


POSレジで商品を一括スキャン

POSレジとは複数ある商品を一括スキャンすることができるレジのことです。

一括スキャンできることによってレジ作業が効率化できるので、1人の客の会計にかかる時間を短縮することができます。

ICタグがこのPOSレジの一括スキャンを可能にしています。


従来のレジでは商品のタグを1つ1つ読み取る必要があるので会計をするのに時間がかかり、客が多いと行列ができてしまいます。


テーブルスキャナをレジの台の下に設置してあるPOSレジでは、台の上に置かれた商品のタグを一括で読み取ることができます。

これによってレジでの会計にかかる時間を大幅に短縮でき、レジの行列も緩和できます。


無人コンビニが可能に

中国には無人コンビニができました。

コンビニの無人化を可能にしたのがICタグの技術です。

無人コンビニでは、QRコードをスマホでスキャンすると入店できます。

買いたい商品を無人レジに持ってくるとICタグがスキャンされてモニターに支払い額が表示されます。

スマホで支払いをすると、出入り口のドアのロックが開いて店から出られるという仕組みです。


棚卸し作業の効率がアップ

ICタグは棚卸し作業を効率化させることができます。


通常の棚卸し作業では、1つ1つをチェックしなければならないので、多くの時間がかかり、作業をする人の労力も大きいです。


ICタグを使えば、棚に並んでいる物品の近くへ行ってリーダライタのスイッチを押すだけで確認することができます。

高い場所にある商品をおろす必要も、ダンボールの中の商品を取り出す必要もありません。


在庫管理作業の効率がアップ

ICタグでは在庫管理の作業の効率もアップさせることができます。


客がICタグの付いた商品を購入すると、自動で1品減ったことがデータ化されます。

現在の在庫の状況を常にリアルタイムで把握できるようになるので、発注業務もスムーズになります。


アパレル業界ではICタグの導入がとくに積極的に進められています。

衣料品は食料品や化粧品などに比べて単価が高いことも導入されやすい理由となっています。


ユニクロやGUを展開しているファーストリテイリングは、ICタグを先行して導入したことで注目されています。

ユニクロは2,000店舗にICタグを導入することを決めていて、GUにも拡大させる予定です。

オンワードホールディングスでは、全てのブランドにICタグを導入することを予定していて、これによって検品作業にかかる時間を10分の1まで減らすことができるといいます。


賞味期限や消費期限の管理

ICタグは食品の賞味期限や消費期限のデータを入力することにも利用できます。


今までの在庫管理で賞味期限や消費期限を確認する際には、商品1つ1つを確認していって「商品Aでは賞味期限が10日の商品が〇個、15日の商品が△個ある」ということを把握していました。


ICタグでは賞味期限や消費期限も一括で確認することが可能です。

全ての商品にICタグを貼り付けておけば、全ての商品の消費期限や賞味期限をパソコン上で把握することができます。

ICタグを活用することによって賞味期限が近づいている商品を探しやすくなります。

さらに適切なタイミングで消費期限が迫っている商品を一気に安く売ることもできます。

食品の廃棄を減らすことができ、利益の向上にもつなげることができます。


生産から販売まで一括して管理

ICタグによって商品を1つ1つ管理し追跡できるようになります。

ICタグを導入すると、1つの商品を生産から販売まで追跡することができます。


これによって異物混入やパッケージ破損といったトラブルが発生した時に、問題のある商品が店に並ぶまでに見つけることができます。

またすぐに原因を追究できるので、トラブルの責任の所在が明らかにできます。

メーカー、運送会社、販売会社などが効果的に対策できるので、改善に取り組む際にも役に立ちます。


「Mamorio Biz」でタグ管理、在庫管理・紛失防止へ


「MAMORIO Biz 」は紛失防止デバイス「MAMORIO」を利用した法人向けの備品の紛失を防止できるサービスです。


取り付けるタグ型と這って使えるシール型があり、パソコンやUSBの他、IDカード、鍵、など管理したい備品に取り付けて使えます。

専用のアプリをスマホでダウンロードして、簡単なセットアップを行うと使い始めることができます。

MAMORIOを利用している法人は1,500社以上あり、施工事業からシステム会社まで幅広い業界から安全性やデザイン性が高く評価されています。

経済産業省が主催するプログラム「J-Startup」の採択を始め、グッドデザイン賞、2018年度 日経優秀製品・サービス賞 最優秀賞、デロイト トウシュ トーマツ リミテッド 2018年 日本テクノロジー Fast50 12位など、様々な賞を受賞しています。


MAMORIO Bizの製品をご紹介

MAMORIO Bizでは、それぞれの用途に合わせて「タグ型」と「シール型」の2種類のタイプがあります。

タグ型のMAMORIO S

MAMORIO S


備品に取り付けるタグ型のMAMORIO S は、様々な備品に付けて利用できます。

価格:3,000 円(税抜) / 個

サイズ:35.5mm x 19mm x 厚さ 2.8mm

重さ:2.4g

電池寿命:約1年間

シール型のMAMORIO FUDA

MAMORIO FUDA


備品に貼って使えるシール型の MAMORIO FUDA は、タグ型のタイプが付けられないパソコンなどの機材に貼って利用できます。

価格:3,000円(税抜) / 個

サイズ:24mm x 36.2mm x 厚さ 3.4mm

重さ:3.4g

電池寿命:約1年間

参考:その他製品詳細についてはこちら

MAMORIO Bizのメリット

MAMORIO Bizのメリットについてご紹介します。


小さくてコンパクト

MAMORIOは、世界最小クラスのコンパクトな紛失防止デバイスです。

小さくて薄いタグ型、貼って使えるシール型など、利用する備品やシーンに合わせてコンパクトで邪魔にならずに紛失防止対策が可能になります。


アプリの通知によって紛失を防止できる

MAMORIOを取り付けた備品が一定の範囲内から離れると、私用スマホから会社スマホを紛失した時に通知がきて知らせてくれます。

営業先など外出先で置き忘れてしまうことで紛失するのを未然に防ぐことができます。


法人に合ったサポートが充実

紛失してしまった場合にも、専門のサポートデスクが捜索を支援するので、紛失によって起こるトラブルを最小限におさえることができます。

他にも法人向けならではの便利なサポートが充実しています。

参考:その他サポート詳細についてこちら


まとめ

ICタグについて概要、メリット、活用事例をご紹介しました。


ICタグはタグとリーダライタを使って情報を読み取ったり書き換えたりできるものです。

タグが遠くにあってもダンボールに入ったままでも読み取れて、バーコードなどに比べて便利な点が多くあります。


ICタグはレジ、物品管理、物流と様々なところで業務を効率化させるために活用されています。


棚卸し作業が楽になって負担が軽減されたり、便利なレジを求めて来客が増えれば利益アップにもつながるので、ICタグの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

MAMORIO Biz についてもっと知る

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詳しい資料もご用意しております。

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