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GPSタグの欠点|BluetoothタグやBeaconとの違いとは?

GPSタグやBeaconタグなどのスマートタグ

スマートタグは紛失物を見つけるのに役立つツールで、GPSタグとBeaconタグがあります。


「忘れ物防止タグ」などと呼ばれることもあり、物をなくしたり、どこかに忘れてきたりした時にすぐに見つけることができます。


自分が物から離れると、自分が持っているスマホに通知が送られてくるという仕組みです。


たとえばサイフにスマートタグをつけておくと、電車でサイフを落としてそのまま下車しようとした時などに、自分が持っているスマホに通知が送られてきます。こうして物をなくす前に気付くことができるのです。


スマホアプリと連動させて、なくした物の現在地を地図で確認できるようなものもあります。

位置情報を把握する技術というとGPSを思い浮かべる人が多いと思いますが、Bluetoothの電波を用いるBeaconというものもあります。

GPSタグとBeaconタグはそれぞれ違った特徴があり、メリットやデメリットも異なります。

ここでは、GPSタグにある欠点や、GPSタグとBeaconタグの違いについて解説します。

目次[非表示]

  1. 1.GPSタグやBeaconタグなどのスマートタグ
  2. 2.GPSタグとBeaconタグの違い
    1. 2.1.発信源の違い
    2. 2.2.カバーできる範囲の違い
  3. 3.GPSタグのデメリット|正確性重視には不向き
    1. 3.1.正確性に欠ける
    2. 3.2.悪天候に弱い
    3. 3.3.屋根がある場所に弱い
    4. 3.4.高層ビルに囲まれている場所に弱い
    5. 3.5.電池消費が大きい
  4. 4.正確性重視ならBeaconタグが最適
    1. 4.1.正確性が高い
    2. 4.2.電池消費が少ない
  5. 5.まとめ
  6. 6.Bluetoothを利用した、紛失防止システム「MAMORIO BIZ」
  7. 7.MAMORIO Bizの製品をご紹介
    1. 7.1.タグ型のMAMORIO S
  8. 8.MAMORIO Bizのメリット
    1. 8.1.小さくてコンパクト
    2. 8.2.アプリの通知によって紛失を防止できる
    3. 8.3.法人に合ったサポートが充実

GPSタグとBeaconタグの違い

スマートタグにはGPSタグとBeaconタグがあります。これらには違いがあります。

GPSタグとBeaconタグの違いをご説明します。


発信源の違い

GPSタグとBeaconタグの大きな違いは発信源が異なることです。


GPSタグは大気圏外にある人工衛星から情報を受信します。

人工衛星からの電波によって地球上の位置を測定するという仕組みになっています。

GPS は24時間いつでも、地球上のどこでも、誰でも利用することができます。

30個ものGPS衛星があるので、衛星の1部に問題が発生しても問題なく利用できるように工夫されています。


これに対してBeaconタグは建物内や屋外の一地点に置かれている発信源から情報を受信します。

無線局や端末から電波を発信して、その電波を受信した端末の位置を特定するという仕組みになっています。

Beaconタグの発信源は信号を半径数十メートル範囲に発信し、正確な情報を受信することができます。

Beaconタグでは双方向の情報伝達をすることも可能です。


カバーできる範囲の違い

BeaconタグとGPSタグでは発信源が異なることによって、電波によってカバーできる範囲が異なっています。


GPSタグは人工衛星から発信される電波を端末が受信することで位置情報を特定しています。

そのため地球上のどこでも利用でき、広い範囲で情報を受信することができるので、屋外では広範囲にわたって位置を特定することができます。

ですが電波が遮られるような屋内や地下では、しっかりと位置情報を受け取ることができません。


これに対してBeaconタグは特定の場所に設置されている発信源からの電波を受信することで位置情報を特定しています。

Beaconタグは発信源の近くであれば、屋内でも地下でも正確な位置情報を受け取ることができます。

電波を遮る物のある環境であっても問題なく利用でき、特定する位置情報の精度も高くなっています。

ですが通信できる範囲が数十メートルくらいと狭く、GPSタグほど広い範囲にわたって位置情報を受け取ることはできません。


GPSタグのデメリット|正確性重視には不向き

GPSタグにあるデメリットについて詳しくご説明します。

上記でご説明したように、GPSタグは広い範囲にわたって位置情報を取得できますが、電波を遮られてしまう環境に弱く、Beaconタグほど正確な位置情報を受信できません。

電池消費が大きいという欠点もあります。


正確性に欠ける

GPSタグは悪天候、屋内などの環境だと正確な情報が受信できません。


悪天候に弱い

GPSタグは悪天候に弱く、雲が厚い、雷が鳴っている、台風など天気が悪い時には精度が落ちてしまいます。

GPSタグは悪天候の場合には精度が落ちやすく正しい場所が特定できないこともあるので、悪天候の場合にはGPSタグの精度を疑うことも必要になります。


屋根がある場所に弱い

屋内など屋根がある場所ではGPSタグの精度が下がってしまいます。

またビルのようにたくさんの階数のある建物では、「○○ビルの〇階」とどの階数かまで特定することはできません。


トンネルも屋根がある屋内と同じように電波が届きにくい環境なのでGPSタグの精度が下がります。

トンネルに入ったことは把握できますが、トンネルの中のどこを移動しているかリアルタイムな情報は確認できません。


高層ビルに囲まれている場所に弱い

GPSタグはビルのような高層の建物に囲まれている場所にも弱く、ビルの多い都心部だとGPSタグで位置情報を特定することが難しい場合もあります。


電池消費が大きい

GPS タグは電池消費が大きいというのもデメリットです。

GPS タグを使って位置を特定するには、GPS 衛星からの電波による位置情報が必要になります。


ですがGPS 衛星からの電波を受け取るには時間がかかります。

GPS 衛星からの電波によって位置情報のデータを送る時の速度は 50bpsです。

iPhone 5 の LTE 回線は最大 100Mbps なので、これと比べるととても遅いことがわかります。


そのためGPS タグで位置を特定するとなると長い時間を要することになり、時間がかかる分だけ電池を多く消費することになります。



正確性重視ならBeaconタグが最適

狭い範囲で正確な位置情報を読み取るならBeaconタグがおすすめです。


正確性が高い

Beaconタグは近くにあるBluetoothの信号を発信して端末に位置情報を送るもので、0.1秒間隔で通知信号が送られています。

Beaconタグは限られた範囲内であれば、建物の中でも位置を正確に把握することができます。

移動している様子も詳細に情報収集して把握することができます。


電池消費が少ない

BeaconタグはGPSタグに比べてカバーできる範囲は数十メートルと狭いですが、カバーできる範囲が狭い分電池消費も少なくなり、無駄なく電池消費を節約できます。


Beaconタグでは、「Bluetooth Low Energy(BLE)」という超低消費電力の通信技術が使われています。

1回に送る情報は、16ビットの2つの番号「major」「minor」だけで、圧倒的に発信する情報量が小さくなっているのです。

このような特性から、Beaconタグの電池消費はGPS タグに比べて圧倒的に低くなっています。


まとめ

ここでは、GPSタグにある欠点や、GPSタグとBeaconタグの違いについて解説しました。


位置情報を把握する技術としてはGPSが広く知られていますが、Bluetoothの電波を用いるBeaconものもあります。

GPSタグとBeaconタグにはそれぞれ特徴が違っていて、メリットやデメリットも異なります。


発信源の違いについては、GPSタグは大気圏外にある人工衛星から情報を受信しているのに対して、Beaconタグは建物内や屋外の一地点に置かれている発信源から情報を受信しています。


メリットの違いについては、GPSタグは広い範囲で情報を受信することができますが、Beaconタグは屋内でも地下でも正確な位置情報を受け取ることができます。


それぞれの特徴やメリットを知った上で、求めているものに合った方を選んでください。


Bluetoothを利用した、紛失防止システム「MAMORIO BIZ」


「MAMORIO Biz 」は紛失防止デバイス「MAMORIO」を利用した法人向けの備品の紛失を防止できるサービスです。


取り付けるタグ型と這って使えるシール型があり、パソコンやUSBの他、IDカード、鍵、など管理したい備品に取り付けて使えます。

専用のアプリをスマホでダウンロードして、簡単なセットアップを行うと使い始めることができます。


MAMORIOを利用している法人は1,500社以上あり、施工事業からシステム会社まで幅広い業界から安全性やデザイン性が高く評価されています。


経済産業省が主催するプログラム「J-Startup」の採択を始め、グッドデザイン賞、2018年度 日経優秀製品・サービス賞 最優秀賞、デロイト トウシュ トーマツ リミテッド 2018年 日本テクノロジー Fast50 12位など、様々な賞を受賞しています。


MAMORIO Bizの製品をご紹介

MAMORIO Bizでは、それぞれの用途に合わせて「タグ型」と「シール型」の2種類のタイプがあります。


タグ型のMAMORIO S

備品に取り付けるタグ型のMAMORIO S は、様々な備品に付けて利用できます。

MAMORIO S


価格:3,000 円(税抜) / 個

サイズ:35.5mm x 19mm x 厚さ 2.8mm

重さ:2.4g

電池寿命:約1年間


シール型のMAMORIO FUDA

備品に貼って使えるシール型の MAMORIO FUDA は、タグ型のタイプが付けられないパソコンなどの機材に貼って利用できます。

MAMORIO FUDA


価格:3,000円(税抜) / 個

サイズ:24mm x 36.2mm x 厚さ 3.4mm

重さ:3.4g

電池寿命:約1年間


参考:その他製品詳細についてはこちら


MAMORIO Bizのメリット

MAMORIO Bizのメリットについてご紹介します。


小さくてコンパクト

MAMORIOは、世界最小クラスのコンパクトな紛失防止デバイスです。

小さくて薄いタグ型、貼って使えるシール型など、利用する備品やシーンに合わせてコンパクトで邪魔にならずに紛失防止対策が可能になります。


アプリの通知によって紛失を防止できる

MAMORIOを取り付けた備品が一定の範囲内から離れると、スマホに通知がきて知らせてくれます。


営業先など外出先で置き忘れてしまうことで紛失するのを未然に防ぐことができます。


法人に合ったサポートが充実

紛失してしまった場合にも、専門のサポートデスクが捜索を支援するので、紛失によって起こるトラブルを最小限におさえることができます。


他にも法人向けならではの便利なサポートが充実しています。


参考:その他サポート詳細についてこちら​​​​​​​

MAMORIO Biz についてもっと知る

利用用途や料金プランなどお気軽にご相談ください。
詳しい資料もご用意しております。

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