新型コロナが与えた仕事への影響:影響がある業界と少ない仕事・業界
コロナウイルスの感染拡大が進む中で、仕事への影響について不安を抱える人は多いのではないでしょうか。
現在働いている仕事について「コロナの影響で仕事がなくなるんじゃないか?」と考える人や、新たな就職先について「コロナの影響を受けない仕事は何だろう?」と考えている人は多いと思われます。
コロナが業界に与える影響は様々で、コロナの影響でダメージを受けた業界もあれば、逆にコロナの影響で売上がアップした業界もあります。
この記事では、コロナの影響で売上がアップした業界・コロナの影響を現段階で受けていない業界・コロナの影響でダメージを受けた業界についてそれぞれご紹介します。
目次[非表示]
- 1.コロナの影響で売上がアップした業界
- 1.1.健康・製薬・医療業界
- 1.2.リモートサービス業界
- 1.3.物流業界
- 1.4.ファイナンス業界
- 1.5.ネット配信サービス業界
- 2.コロナの影響を現段階で受けていない業界
- 2.1.IT業界
- 2.2.保険業界
- 2.3.リフォーム・家具業界
- 2.4.法律業界
- 2.5.小売業界
- 3.コロナの影響でダメージを受けた業界
- 3.1.旅行・観光業界
- 3.2.飲食業界
- 3.3.エンターテイメント業界
- 3.4.コンファレンス業界
- 3.5.スポーツ・フィットネス業界
- 4.まとめ
コロナの影響で売上がアップした業界
中にはコロナの影響によって売上がアップした業界もあります。
健康・製薬・医療業界
新型コロナウイルスの感染が拡大したことによって、人々は新型コロナウイルスへの感染を予防することや、健康でいることを心がけるようになりました。
店舗やネット通販ではマスクなどの感染の予防品や医薬品が多く購入されるようになります。
このように医療品の需要が増加しているため、健康業界・医療業界の商品の売上が伸びていて、業績は好調です。
リモートサービス業界
緊急事態宣言などが出され、多くの企業ではリモートが実施されるようになりました。
このような状況で、社員のリモートワークをサポートするためのサービスの利用が増えています。
社員がリモートワークをするための事務用品が一気に伸びています。
MAMORIOでもMAMORIOのBluetooth通信を活用し適切なソーシャルディスタンス維持の啓蒙支援と企業内での新型コロナウィルス感染者発生時の濃厚接触想定者特定の支援をサポートします。
物流業界
多くの時間を家で過ごすという人が増えているため、ネットショッピングや宅配便の需要が増えていて、業績はアップしています。
フードデリバリーの利用が増えたことで、料理の配達サービスの需要も高くなっています。
小売業による商品の販売がオンラインでの販売に切り変わったことで、商品の梱包や配送を行う物流サービスの利用率も高くなっています。
アメリカのAmazonでは、需要が急増したことにより10万人の従業員を追加で雇用することを発表しました。
ファイナンス業界
ここであげるファイナンスには、資金の調達、保険、経理を含んでいます。
コロナの影響によってこの先の企業の業績が心配される中で、専門家による資金調達についてのアドバイスを求める人が増えていると考えられます。
ネット配信サービス業界
多くの人が自宅で過ごす時間が増える中、自宅での娯楽としてネット配信サービスの利用率が上がっています。
ネット配信サービスの検索率は急上昇していて、ニーズが高まっていることがわかります。
コロナの影響を現段階で受けていない業界
コロナの影響を現段階で受けていない業界についてです。
これらの業界は今の段階では悪影響は出ていませんが、今後コロナによって状況が変化する可能性があるため、業績がどのように変化するか見極める必要があります。
IT業界
IT業界は、コロナウイルスの影響を受けにくい傾向があります。
状況に合わせて柔軟に対応しやすく、リモートワークも行いやすいということが特徴です。
各業界でリモートワークが普及していることによって、ビジネスでのオンラインツールの需要は増加しているため、オンラインツールを扱う企業は業績アップも見込めます。
保険業界
保険業界もコロナウイルスによる影響は受けていません。
保険業界は、対面での保険契約ではなくオンライン上での保険契約を行うことによって業績は好調となっています。
リフォーム・家具業界
リフォーム・家具業界の需要はあまり変わっていません。
しかし家庭用品の中でも比較的安い家電製品や寝具については、消費者の購買意欲が高まっています。
外出規制によって自宅で過ごす時間が増えているため、生活の質を良くして家で快適に過ごせるようにしようという考えが表れているのかもしれません。
このような考えによって、家のメンテナンスをしたり、新たに家具を買い足したりする機会が増えていくことも予想されます。
法律業界
法律業界のニーズは、わずかに上昇している程度でほとんど変わっていません。
これらのニーズの多くは電話での問い合わせで発生しているようです。
法律に関連したサービスは電話での対応などが可能であることも影響していると考えられます。
小売業界
緊急事態宣言を受けて営業停止や営業時間の短縮を講じている店も多くありますが、基本的な営業体制は変わっていなく、接客業務や商品の品出しなどの業務が行われています。
コロナの感染が拡大しても必需品の需要は変わらないため、必需品を扱う小売業界は大きなダメージは受けていません。
転職について、スーパーやコンビニは現在も多くの人が利用しているため働く人には感染のリスクがあり、あまりおすすめできません。
接客ではマスクなどの販売を巡ってトラブルも起きているようです。
コロナの影響でダメージを受けた業界
コロナの影響でダメージを受けた業界を以下にあげていきます。
以下のような業界は、コロナによって業績が低下しているため、これからの就職先や転職先としてはおすすめできません。
旅行・観光業界
不必要な外出を避けることが求められている状況において、旅行のキャンセルは相次いでいます。
旅行や出張が減っているため多くの飛行機やホテルがキャンセルされていて、その結果多くの旅行・観光関係の企業の業績は落ちています。
飲食業界
レストランなどの飲食店は営業制限や営業停止しなければならない状況となっていて、飲食業界の企業は大きなダメージを受けています。
飲食業界の企業の多くはデリバリーやテイクアウトといったサービスに移行していますが、それでも事業を継続させることが困難になっています。
エンターテイメント業界
「3密を防ぐように」といった呼びかけなどで人が集まる場が厳しく制限されていることによって、ライブ・コンサート・演劇といったエンターテイメントは多くが中止となっています。
その結果、エンターテイメント業界は大きな打撃を受けています。
コンファレンス業界
企業間の会議も多くがキャンセルされています。
そのため会議や展示会を運営しているコンファレンス業界のB2B企業も業績が落ちています。
このような会議や展示会のキャンセルは、参加する企業も依頼されて運営する企業も共にダメージを受けることになります。
スポーツ・フィットネス業界
野球・アメフト・バスケ・サッカーなどのスポーツはほとんどが中止となっています。
ジムについても、人が密集するのを避けるため多くのジムは閉鎖されていて、会員からの会費によって得ていた売上が大きく減り悪影響を受けています。
このような状況では新規会員を獲得することも見込めません。
その結果、スポーツ・フィットネス業界に関係している多くの業種では業績が低下しています。
まとめ
コロナは様々な業界に影響を与えています。
業界によって受けている影響は異なり、コロナの影響で売上がアップした業界・コロナの影響を現段階で受けていない業界・コロナの影響でダメージを受けた業界と大きく分かれています。
コロナウイルスの感染拡大が進む中で、仕事への影響について不安を抱える人は多いと思われます。
コロナウイルスがどの業界にどのような影響を与えているのかを見ながら、働く業界を考えていく必要があります。
今回ご紹介した内容を、これからの働き方に活かしていただければ幸いです。