職場でのソーシャルディスタンス対策:簡単にできるものから便利なガジェットも紹介
新型コロナウイルスの感染拡大によって多くの企業が対応に追われています。

テレワークを実施できないオフィスでは感染する危険が高いので、人と距離をとる工夫などしっかり感染予防対策をしなければなりません。



現在、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐのに効果的なソーシャルディスタンス対策が注目されています。

感染拡大の防止に効果的な対策はたくさんあり、感染を防ぐのに便利な道具もあります。



今回はソーシャルディスタンス対策をして、オフィスでの新型コロナウイルスの感染を予防する対策についてご紹介します。

目次[非表示]

1.ソーシャルディスタンスとは?
2.職場で実施できるソーシャルディスタンス対策
2.1.営業部はとくに要注意
2.2.使用できる座席の制限
2.3.パーテーションを設置
2.4.共有スペースでの対策
2.5.フリーアドレス
2.6.時計回りの動線で移動する
3.MAMORIOでソーシャルディスタンスを効果的に実施できる
3.1.ディスタンスレベル機能
3.2.濃厚接触度測定レポート機能
4.まとめ


ソーシャルディスタンスとは?
「ソーシャルディスタンス」は直訳すると「社会的距離」という意味で、ウイルスの感染拡大を防ぐために意図的に人との距離を保つことを意味しています。



新型コロナウイルスの感染拡大によってこの「ソーシャルディスタンス」という言葉がよく使われるようになりました。



「ソーシャルディスタンス」という言葉には、社会学用語として特定の人を排除するという意味もあるため使い方に注意が必要です。



新型コロナウイルスの感染防止対策では、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために人との物理的な距離を保つという意味合いで使われています。



職場で実施できるソーシャルディスタンス対策
オフィスで実施できるソーシャルディスタンス対策をご紹介します。

人との距離をとる工夫をして、新型コロナウイルスの感染を防止しましょう。



営業部はとくに要注意
外回りをする営業部は、ウイルスに感染する確率が高いためとくに注意が必要です。



通常時は外回りで外出していることが多いため、営業部のエリアでは人との距離が広く保たれています。

しかし新型コロナウイルスの感染拡大によって外回りの機会が減り、人が密集することが多くなります。



外回りをする営業社員が狭い場所に大人数密集すると、新型コロナウイルスの感染が拡大する確率が高くなるのです。

営業部では人との距離をとるソーシャルディスタンス対策をとくにしっかり実施しましょう。



使用できる座席の制限
使用できる座席を制限することで、オフィス内で人との距離を保つことができます。



対面や隣の席には着席しないようにしましょう。

ソーシャルディスタンスにおいて、人との距離は1.8m〜2m空けることが理想的とされています。



オフィスに多いレイアウトとして「島型」という向かい合う2つのデスクが連なっていて部長がお誕生日席に座るという形があります。

この島型では、左右のデスクを空席にして座ることで人との距離を2m保つことができます。

「3人着席できる場所に1人で着席する」というような感覚で実施すると効果的です。

着席を禁止する座席に×印をつけて、オフィス内で人が点在するような環境にしましょう。



大がかりなレイアウトの変更ができる場合には、1つのデスクごとに前後左右に空間を作って配置することで、適切な距離を確保できます。



こうして使用できる座席を制限することで、オフィスを広く使って人が密集しない空間を作りましょう。



パーテーションを設置
オフィスにパーテーションを設置することで、オフィス内での飛沫感染を防止できます。

パーテーションは高さ450mm以上あるものがおすすめです。



ボードやビニールカーテンを使って仕切ることで、飛沫による新型コロナウイルスへの感染を防止にできます。



椅子に取り付けて顔の周りをカバーして、左右の座席との間を仕切るヘッドパネルもあります。



オフィス内で距離を確保することが難しい場合には、この方法がおすすめです。



共有スペースでの対策
コピー機、給茶コーナー、ロッカーなどの同じ時間帯で人が密集しやすいスペースにおいても対策が必要です。



コピー機などを分散して配置することで、人との距離を空けることができます。



フリーアドレス
フリーアドレスとは、自分の席を固定せずに、好きな場所で自由に働くワークスタイルのことです。

状況に応じて人と離れた場所で仕事をすることができるので、新型コロナウイルスの感染防止に効果的です。



好きな場所で仕事をすることができ、毎日違う席で働くこともできます。

例えば、普段自分が座っている席の周辺に人が多くいる時には、人の少ない席へ移動して過ごせます。



時計回りの動線で移動する
オフィス内で「時計回りで移動する」というルールを定めることで、人とすれ違う頻度が減ります。



会議室などの狭い空間では人と近くですれ違うことが多いので、時計回りで移動して一方通行にしましょう。



人がすれ違わずに移動できるよう、オフィス内には人が滞留しやすい行き止まりや、すれ違いやすい交差点を少なくなるようレイアウトを変更すると効果的です。



MAMORIOでソーシャルディスタンスを効果的に実施できる
MAMORIO株式会社では、ソーシャルディスタンス対策を効果的に実施できる新機能をリリースしました。



すれ違った回数がわかる「ディスタンスレベル機能」と濃厚接触者が特定できる「濃厚接触度測定レポート機能」です。






ディスタンスレベル機能
「ディスタンスレベル機能」では、人とすれ違った回数がわかります。



他人が利用しているMAMORIO製品と自分のスマートフォンでのBluetooth通信によって、すれ違った回数が把握できます。

すれ違った回数によってディスタンスレベルが3を段階で表示されます。



MAMORIOを社員たちが利用すれば、自分が日々オフィス内で過ごす中でどのくらい人との距離を保てているのかが把握できるようになります。



こうしてソーシャルディスタンスを維持できるようになるので人との距離をとって過ごせるようになり、感染拡大が防止できます。



すれ違うことによってユーザー情報や登録物品の情報がすれ違った相手に伝わることはないため、個人情報についても心配ありません。



濃厚接触度測定レポート機能
「濃厚接触度測定レポート機能」では、社内で新型コロナウイルスの感染者が出た場合に、感染者との濃厚接触者を割り出すことができ、感染拡大を防止できます。



では、過去の検知情報から社内でのすれ違い情報を分析して、感染者と濃厚接触をした可能性が高い社員を速やかに分析することができます。



国立感染症研究所によると新型コロナウイルスの濃厚接触者の定義は「患者が発症する2日前から、1mくらいの距離で、マスクをせずに15分以上会話していた人」とされています。

「濃厚接触度測定レポート機能」では、上記の条件に当てはまる濃厚接触者を速やかに特定することができます。



濃厚接触者を速やかに特定して、在宅勤務させるなどの速やかな対応を行うことができるので、社内で新型コロナウイルスの感染が拡大するのを防げます。



通常時はオフィスでの従業員の入館証や紛失防止対策ツールとして使用でき、社内で新型コロナウイルスの感染者が出た場合には濃厚接触者を特定するのに利用できます。



まとめ
新型コロナウイルスの感染拡大によって、多くの企業で感染拡大の防止対策が求められています。



中にはテレワークを実施することが難しいオフィスもあると思いますが、人が多く集まるオフィスでは感染する危険が高くなります。



社内で新型コロナウイルスの感染者が出てクラスターが発生してしまったら、企業の事業に悪影響を及ぼします。



オフィスでは人との距離をとってソーシャルディスタンス対策をして、新型コロナウイルスの感染をしっかり予防しましょう。